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被写界深度を使いこなそう

被写界深度とは

光学系のレンズを使って、被写体の一定部分にピントを合わせると、実際にはその前後にもピントが合って見えるような範囲があります。
これを、被写界深度と言います。

被写界深度は、レンズの絞りを絞るほど深くなります。
反対に、開けるほど浅くなるのです。

また、焦点距離の短いレンズの場合は深くなり、反対に長いレンズほど浅くなります。
このレンズの特徴を利用すれば、映像により変化を持たせることができるのです。

被写界深度を上手く使いこなせば、映像に深みが増します。
被写体に、強い印象を持たせるなどの視聴効果が生まれます。

映画などの作品を制作する際は、被写界深度をしっかりと理解しておくべきです。
映像の表現の仕方が、かなり広がります。

被写界深度が変化する条件は、レンズの明るさ、そしてレンズの焦点距離、最後に、被写体までの距離です。
この3つの条件を組み合わせて、コントロールすることができます。

ポイントとしては、できるだけ被写体の明るさで変化するレンズの絞りを一定にするため、明るさコントロール機能を使いこなすこと。
更には、撮影場所の照明条件や野外なら天候なども考慮して、確実に狙った映像に地被けることができるのです。
注意しなければいけないことはたくさんありますが、使いこなせば映像の幅はどんどん広がっていきます。

被写界深度を浅く撮影するには

日中の明るい野外で、季節の花を強調したの浅い映像を撮影したとしましょう。
オートで撮影すると、被写界深度は自動で深くなってしまいます。

そんな時に、どうやって浅くするのかというと、NDフィルターを使用して絞りが開放寄りになるようにします。
更には、ズームを望遠側にしておき、焦点距離を長くします。

被写体に近づくという簡単な方法もあります。
これをしても、被写界深度が浅くならなければ、電子シャッターを60分の1秒よりも速い値にして、絞りを開放寄りにしましょう。

被写界深度を深く撮影するには

被写界深度を深くすると、撮影の際のフォーカスミスが少なくなります。
ノイズが気にならない程度まで、ゲインを挙げましょう。
ズームはワイド側にして、焦点距離を短くしておきます。

最後に、被写体から離れて撮影して下さい。
性能の高いカメラの場合は、被写界深度の深い撮影に適しています。
複数のカメラでは、被写界深度によって全くイメージが変わります。

その場合は、カメラ切り替え時にできるだけ感度を合わせ、撮影しましょう。
そうすると、カメラ切り替えの時もイメージを統一させることができます。

被写界深度は難しいと思われがちですが、実際に試して映像作りをしてみると、全く違うイメージになることが理解できるはずです。
ズームなどの効果を合わせると、更に表現の幅が広がりますよ。
きっと理想の映像に、近づけるはずです。

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